ファッション 手入れ

検証 タピール ~Tapir~ だけで革靴を手入れをした結果

今回の記事では以下2つの商品を利用したレビューとなります

 

本革の革靴は手入れをしなければ乾燥して劣化が早まります。

仮に購入してから一度も履かずに箱にしまっていて、いざ履こうとしても定期的な手入れをしていない状態だと見た目にはキレイでも乾燥していて履きジワが割れてしまう(クラック)ことがあります。

要は、本革の革靴は手入れが必須だということです。

 

今回はSalvatore Ferragamo TRAMEZZA SPECIAL EDITION サルヴァトーレ・フェラガモ トラメッザ スペシャルエディションの革靴を譲り受けたので、履ける状態にするまでの過程をご紹介します。

フェラガモのトラメッザとは同ブランドにおける最高級シリーズです。

そのトラメッザでもスペシャルエディションとは期間限定で再販なしの超特別仕様でご紹介する革靴は今から10年くらい前に販売されたものになります。

当時のトラメッザは10万円ほどで購入できましたが、このスペシャルエディションは30万円していました。

あり得ないほどの超高級品で、当時学生だった私には当然購入することはできませんでした。

しかし、縁あって譲り受けることができたので幸運だと感じました。

しかし革靴には流行はないように思われますがあります。

それはスーツやスラックスのサイズ感によって左右されますし、つま先がとがった靴(ポインテッドトゥ)やまる靴(ラウンドトゥ)が流行ったりと時代によって変化しています。

現在流行している革靴のスタイルはズバリ英国靴です。

ジョンロブやエドワードグリーン、フランスのJM westonなど主張を抑えた革靴が現在流行しています。

そう考えると上記の写真の革靴は主張を隠さないイタリア靴らしい革靴です。

現在流行している革靴とは少し違います。

 

 

 

この記事のポイント

  • サフィール製品ではなくタピール製品を使用している
  • タピール製品は経済的にも時間的にもコスパが抜群

以上の内容になっています。

 

こんな方におすすめ

  • タピール製品に興味がある
  • 革靴の手入れを時短したい

 

もくじ

 

サフィールからタピール~Tapir~に切り替えた理由

デッドストックの革靴は手入れを一切していない状態...

こちらの革靴はデッドストックでソールの減りや履きジワは一切なくとてもキレイなものでしたが、購入から一度も手入れをしていないもので状態は悪かったのです。

つま先も鏡面磨きがされていてすぐにでも履くことが出来そうに見えます

古いワックスがカチカチで革が乾燥しすぎていた

革がバリバリに乾燥していたので、履いて出かけようものなら一日で穴が開くんじゃないか?

というくらいの状態です。

革に張りや柔軟性が全くなくカチカチでした。

試しに履き口部分の革を触ると「バリッ」という音がしました。

ここまで乾燥した革を見るのは初めてで履けるのか不安になりました。

 

これまでの手入れの方法だけでは革靴が割ける(クラック)気がした

ということで革靴を履ける状態にするために手入れを開始

 

最初これまでの手入れの方法を試しましたが、乾燥しきっている革靴はワックスで艶が出ても革本来の柔軟性が戻らず...

これまでの手入れ方法とはサフィールの製品を使用した手入れで、過去にご紹介した方法です。

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購入してから定期的に手入れをして履ける状態を保っているのであればこれまでの手入れ方法でも何一つ問題ありませんが、今回の乾燥しきった革靴には難しかったようです。

サフィールの製品は素晴らしいのですが、おそらくこれほどまでに乾燥している革靴の手入れを想定して作られていないのでしょうね笑

 

そこで革靴を扱うプロが認めるケア商品の超高級品を購入しました。

それがタピールです。

 

タピール レーダーオイルとレーダーフレーゲで手入れしてみた感想

右:レーダーオイルー汚れ落としと油分補給 左:レーダーフレーゲー水分と油分補給、ワックスによるコーティング

結論から申しますと

非常に優秀で、タピール製品のみで革靴の手入れは良いと思います。

タピールのポイント

  • 手入れに手間がかからず効率的
  • 容量も多く経済的
  • 他ブランドに比較して油分、水分が多いので私との相性が良い

革靴の手入れで重要なのが

革靴の手入れのポイント

  • 古いワックスを拭き取る
  • 油分と水分を補給する(保革)

この2点が手入れのポイントとなりますがご紹介するレーダーオイル(汚れ落とし、油分補給)とレーダーフレーゲ(皮革用乳液ー水分と油分補給、ワックスによるコーティング)のみで上記2点の手入れの2点ともクリアできます。

私の話で恐縮ですが革靴の手入れをし続けていると定期的に革靴の手入れが非常にめんどくさく感じブラッシングすらもめんどくさく感じて、手入れを怠ることがあります。

あまり履かない革靴の場合、ホコリまみれでカピカピに乾燥していることさえあります。

極度な乾燥状態になってからこれまでの手入れ方法のサフィールのナッパクリームやクレム1925などで手入れをしても革靴のコンディションを回復させて十分な油分と水分を補給することは難しいと思います。

しかしレーダーオイル(汚れ落とし、油分補給)とレーダーフレーゲ(皮革用乳液)を使うことで古いワックスを十分拭き取ることと油分と水分の補給が可能だと感じました。

 

タピール~Tapir~レーダーオイル(汚れ落とし、油分補給)を使用してみた感想

以下使用レビューの記事です。

タピール ~Tapir~ レーダーオイルの使い方 汚れ落としと油分を補給

検証 タピール ~Tapir~ だけで革靴を手入れをした結果という記事をご紹介しましたがその中で使用しているレーダーオイルの使い方をレビューします。 レーダーフレーゲについては下記の記事をご覧下さい。 ...

続きを見る

 

オレンジの爽やかな香りとお酢のにおい

サフィール製品のにおいに慣れていたので、オレンジのにおいがしたときは驚きました。

このオレンジテレピンオイルのにおいで天然の溶剤です。

サフィール製品などでは溶剤名の明記はありませんが、石油由来などの有機溶剤のため天然由来のモノよりもワックスをよく落とすと思われますが、人体や革、環境に良くないといわれています。

 

オレンジテレピン
南アメリカ、
アメリカ合衆国
天然の溶剤で、香りがよく、硬いワックスを溶かすのに使います。
オレンジの皮から蒸留して作られます。
 ドイツ
食用のワインビネガーです。除菌効果があります。

引用元:TAPIR JAPAN

油で古いワックスを溶かす

レーダーオイルはオレンジテレピンオイルの成分で古いワックス成分を溶かします。

革靴の手入れ用品には革靴を傷から保護する目的でワックスを使用することが多いのですが、革靴に油分と水分を補給するにあたってこのワックス成分は浸透を妨げる邪魔な存在となります。

そして厄介なことにワックス成分は水分ではぬぐい取ることはできません。

ワックス成分を落とすには溶剤を使用しなければならないので有機溶剤が含まれている汚れ落としとしてモウブレイのステインリムーバーやサフィールのクレム1925などが使用されることが多いです。

しかし有機溶剤は石油由来のモノですので揮発するときに革を傷めることがありますし、敏感肌に代表されるアレルギー体質の方には刺激が強すぎる場合があるようです。

オレンジテレピンオイルのような天然の溶剤に比べると有機溶剤は洗浄力は強いのですが、オレンジテレピンオイルは天然の成分なので革や肌に優しい成分ですが洗浄力は有機溶剤に比べて弱いといわれていますが、使用してみた感想ではそんなことないようにも思えます...

 

 

【注意1】革の色が濃くなる

レーダオイルは油分が多いため塗布すると水で濡らしたように色が少し濃くなります。

トーンが一つ下がったように少しくすんで見えます。

これについては好き嫌いがハッキリと別れるところだと思います。

私は全く気になりませんでした。

 

【注意2】塗り過ぎると油分過多となりワックスなどの乗りが悪くなる

レーダーオイルを塗布すると革がオイルをグングン吸い込みます。

あまりにも吸い込むためまだまだ塗るのか?と思い何度もレーダーオイルを塗布するとデリケートクリームやワックスを塗ろうとしても油分に弾かれてしまいます。

感覚的な話になりますが、乾燥している革靴についてはレーダーオイルを2回塗れば十分だと感じます。

それ以上は塗り過ぎです。

皮革を使った家具や衣料、かばんなどに、汚れを落としながら油分を補うオイルです。革をしなやかに保ちます。防水・艶だし効果も少しあります。
木製品にも使えます。

引用元:TAPIR JAPAN

 

タピール~Tapir~レーダーフレーゲ(皮革用乳液)を使用してみた感想

以下使用レビューの記事です。

タピール ~Tapir~ レーダーフレーゲの使い方 潤いとワックスを

この記事はタピール レーダーフレーゲのレビュー記事となります。 以前にもタピール製品を使用したレビュー記事がありますのでご覧ください。   ・タピール製品のみを使用して革靴を手入れした結果の ...

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大切な皮革製品にとくにお勧めしたい乳液タイプのワックスです。ほとんどすべての表革製品に使えます。
奥まで浸透する成分と、艶が出るワックスも配合されていますので、これひとつで充分なケアができます。

引用元:TAPIR JAPAN

 

 

オレンジの爽やかな香り

レーダーオイルと比較して酢のにおいがなくオレンジの香りが強いように感じます。

水分が多い乳液で油分も少し含まれています。

 

天然ワックス成分で艶出しも十分

油分と水分を補給できたとしても傷からの保護は十分ではありません。

やはり傷防止にはワックスなどで保護してやることが重要です。

レーダーフレーゲには天然のワックス(みつろう、カルナバワックス、シュガーケーンワックス)が含まれているためレーダーフレーゲの塗布でワックスを塗る効果もあります。

 

ミツロウ
ヨーロッパ
柔らかいワックスで、よく浸透し防水効果があります。
カルナバロウ
南アメリカ、
ブラジル
硬いワックスで、艶を出す効果があります。
ブラジルのカルナバやしの葉から採ります。
シュガーケーンワックス
インド
サトウキビの搾りかすから得られるワックスです。ドイツの大学と持続可能社会へ向けた資源として共同研究中です。

引用元:TAPIR JAPAN

 

 

【注意】塗り過ぎると白っぽくなる

とても優秀なのですが塗布しすぎるとワックス成分が残り白っぽくなります。

シミなどの原因にはなりませんが、固着したワックス部分はそうでない部分に比べて硬くなりすぎて革が傷つきやすくなります。

レーダーフレーゲを塗り過ぎた場合はレーダーオイルで軽くなぞるだけで塗り過ぎた成分をキレイにふき取ることが出来ます。

 

おわりに

乾燥しきった革靴をまた履ける状態にするためにサフィール製品で手入れをしましたが革の柔軟性がなかなか戻りませんでした。

しかしレーダーオイルを使用してみると古いワックスは落とす上に油分補給もできて革の柔軟性が戻り、続けてレーダーフレーゲを使用すると水分補給ができて革に張りが生まれ天然ワックス成分で艶も出ます。

私は鏡面磨きはしない派ですので正直これだけで十分なんです。

使い方も簡単で本格的な手入れができますので優秀なケア商品です。

 

今後はタピール中心で革靴をケアします

どうしても色が抜けてしまいますのでそこはこれまで通りクレム1925の補色クリームを使用しますが現在タピールのレーダーバルザムを試しています。

ゆくゆくはすべてタピールに切り替えようと考えています。

理由としては

レーダーオイル(汚れ落とし、油分補給)とレーダーフレーゲ(皮革用乳液)で手入れは完璧に思える

これまでサフィールを使用した手入れの手順は

  1. クレム1925を使用して古いワックスを落としたうえで油分を補給
  2. スペシャルナッパクリームで水分を補給
  3. クレム1925で補色とワックスの塗布

以上の手順で手入れをしていました。

タピールについても基本的には上記と同じような手順になるのですが、サフィールと決定的に違うのは

天然成分であることで革にも環境にも配慮していることと油分量と水分量がタピールのほうが多いということ

それだけに普段からこまめに手入れをしている方にとっては大味な印象がありますが、私のようにまめでない性格なのに革の状態を気にする人にはうってつけのアイテムだと思います。

 

時短化が図れます。

レーダーオイルとレーダフレーゲの二つで革靴の手入れのすべてを完結します。

  1. レーダーオイルは古いワックスを溶かす(汚れ落とし)、革を柔軟にする(油分補給)
  2. レーダーフレーゲ(皮革用乳液)は水分を補給し、ワックスで保護膜を作る

このように革靴の手入れで重要なポイントをすべて補ってくれます。

時間もさほどかからずそれぞれ塗るだけでなので丁寧にしても10分もかかりません。

 

使用した商品

 

レーダオイルとレーダフレーゲのレビューについて

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ご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

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orin

大阪市内で働いているサラリーマンです。 スーツに関する情報を発信しています。 以前に高級フルオーダーの営業として働いた経験があります。 今もスーツが好きで日々知識を増やしオシャレにも挑戦しています。 ビジネスとしてのスーツとオシャレとしてのスーツの違いやポイントについて解説しています。

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