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VASS Uラスト クロコ ローファーのレビュー

以前VASSの靴を購入したことをご紹介しました。

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今回は購入したうちのUラスト アッパーをクロコダイルの革にしたローファーについてご紹介いたします。

Uラストのサイズ感やローファーの選び方などをご紹介しています。

Uラストについて

ハンガリーに拠点を置くVASSは10数年前にイタリアの靴職人であるロベルト・ウゴリーニ氏とタッグを組みました。

その時に生まれたラストがFラスト、Uラスト、Kラストとなります。

Fラストと比較して

撮影のセンスの無さを感じさせる比較となり申し訳ありません。

2つを並べて見た感想としては見た目にエッジが効いていてカッコいいUラスト、すごく普通(良い意味です。)なFラストといった感想です。

アッパーのクロコが良い雰囲気を出しています。

アッパーが通常のカーフを使用していたらこのような雰囲気にはならないと思います。

クロコやオーストリッチなどのエキゾチックレザーはアクセントとして作用させるだけでも靴の表情がガラリと変わります。

 

このFラストの色は黒ではなくボルドーです。

VASSでは基本的に先染めした革でムラ感があるミュージアムカーフを使用しているのですが、写真では黒っぽく映ってしまいます。

汚れ落としの溶剤などを使用していると少しずつ色が抜けてきて赤っぽくなりますがムラ感があってなんとも色気を感じさせる靴に育ちそうです。

 

ローファーなので甲が低い?

全てのUラストが同じくらいの甲の高さなのかはわかりません。

写真をご覧いただくと一目瞭然ですがベロがかなり低いです。

このローファーについては足入れをしたときに足の甲が低い私でさえキツく感じました。

ただし履いてしまえば靴のベロが足に刺さることはなく沿ってくれるので辛さは一切ありません。

履き口も広く紐やゴムによりは締め付けの調整は無いので甲を低く設定しているのでは?と思います。

 

ウィズは細くつま先に向かって鋭角

ウィズもFラストに比べると余裕はありません。

さらにアーチ部分が少しくびれています。

健康な脚でしたらアーチ部分を下から支えてくれ歩いていて楽なのだと思います。

ただし私はサッカーなどのスポーツをしていたことから足のアーチ部分の筋肉が発達していて、パッと見は偏平足に見えるほどです。

そんな足ですからアーチがくびれている靴を履くとアーチ部分を押しつぶしてしまうことが多々あります。

ご紹介しているUラストのアーチ部分もくびれ部分に足が乗ってしまいつぶしてしまいました。靴に対しては大変申し訳なく思います。

 

Uラストのサイズ感について

購入したのはEU40.0

私の革靴に対する考え方は履きなじむころにジャストサイズになれば良いと考えているので靴の製法にもよりますが購入当初はタイトフィットで購入します。

これは経験則なので正解という訳ではありませんが、

これまで購入した靴は履きなじむと少しサイズが大きく感じるようになり厚みのあるソックスで履いたりインソールを入れるなどして調整して履いています。

ただJM westonについてはタイトフィットでどう考えてもハーフは小さいだろというサイズ感でした。

履き始めは痛く靴擦れを起こしたり革が噛むなど散々でした。

しかし履きなじむと他の靴よりも履きやすくなったということがありました。

VASSの靴は沈み込みがそこそこあると聞いたことから履き込むとハーフサイズ大きくなると読みジャストからハーフサイズ下げてEU40.0となりました。

FラストのサイズはEU39.5で、窮屈には感じるものの履けるギリギリというサイズ感でしす。

UラストのEU39.5はウィズ部分が強烈に圧迫されるばかりか足長が足りずに履くだけで痛いという状態でした。

UラストはFラストほど寛容なサイズ感ではないようです。

 

Fラストのサイズは多少間違えても問題ありませんでしたが、Uラストはシビアです。

PLSBさんではUラストの紐靴でEU39.5、40.0、40.5があり履き比べをさせてもらいましたが39.5はまず足が入らなかったですし40.5にすると途端にオーバーサイズで足が前に滑ってしまいました。

私の感覚ではFラストでちょうど良いと感じるサイズ感からハーフサイズアップしたサイズがUラストのサイズではないかと思いましす。

FラストでEU39.5がジャストであればUラストはEU40.0といった具合です。

VASSのウェブサイトにある表記サイズ(EU規格なので40や40.5という表記となります。)で選ぶと大きすぎるサイズが届くようですのでローファーをお探しの方は、まず紐靴でジャストサイズを知ったうえでローファーを購入すべきだと思います。

後にも書いておりますが、ローファーのフィッティングってめちゃくちゃシビアです。

 

履き心地の感想

EU40.0とFラストよりもハーフサイズ上げましたが、かなりタイトフィットです。

甲部分が低く設定されているので足が前に滑ることはありません(私の足の甲は低めです)

ただし小指、親指の関節が革にかまれタコになりかけました。

さらにダブルソールなのでFラストに比べてもソールの反りは悪く履きなじむのに時間がかかりました。

しかし、Fラストと同じように履きなじむにつ靴の沈み込みがあるので履く回数が増すほどにフィッティングは向上していきます。

今ではドレス用の薄い靴下を着用して履くと抜けることもなくとても履きやすい靴に育ちました。

この靴を購入するにあたり私がフィッティングで履いていった靴下はドレス用の薄い靴下です。

私はこのローファーをスーツスタイルなどのドレス系に合わせる予定で考えています。

 

通常のローファーと違って甲部分のクロコが良い具合にカジュアル感とドレス感を出してくれます。

スーツスタイルやデニムに合わせてもやり過ぎにならず、程よいカジュアル感を演出してくれるので非常に重宝します。

Uラスト特有のエッジの効いたドレッシーさとカジュアル色の強いクロコがうまく融合しています。

 

ローファーのサイズ選びは超シビアです。

紐靴は紐の縛り具合で履き心地を調整するのでサイズが少し大きい程度であればインソールやタンパッドなどで調整して紐で締めてけることで調整ができます。

ローファーも大きいサイズの調整にインソールやタンパッドなどで調整ができますがおススメできません。

なぜならインソールを入れるとか足入れの位置全体が高くなり踵が抜けやすくなります。

そうなると歩くたびにかかとの不快感が感じ、かかとが抜けないように指で踏ん張るようになり疲れやすい靴になるでしょう。

その症状のまま履き続けると内反小趾になることもあるので靴はジャストを選ぶべきです。

タンパッドを入れていても対処療法のようなものですので劇的に履き心地が良くなることはありません。

ローファーは最初のフィッティングですべてが決まる。と大げさに言っても間違いじゃないくらいです。

 

ですのでローファーの購入を考えているのでしたら、一にも二にも足入れをしてどこか無理がないか...

つまり木型が自身の足に合っているのかを確かめてからグッドイヤーならハーフサイズ下げて、マッケイならジャストフィットで購入することをオススメします。

もしフィッティングがわからないのでしたら素直にフィッターに確認してください。

出来ればフィッターは選びましょう。

やる気がなかったり早く売りつけようとしてくる人は避けてください。

ベテランのフィッターがいればベストですが、経験不足な新人さんでも丁寧に見てくれたり一緒に考えてくれる人であれば十分納得のいく靴が買えます。

私も昔、阪急メンズ大阪にてローファーを購入しましたがサイズが大きすぎて履き始めから踵が抜けて足が前に滑るものを買って2か月で手放しました。

その際にフィッティングをしてくれたのが、いかにもやる気がなく面倒くさそうにしていた店員でした。

革靴初心者だった私が

「足が前に滑ってサイズが大きい気がするんですが大丈夫ですか?」

と確認したところ

「革靴ってそんな感じですよ。既製品があなたの足にピッタリ合う訳がない。本当に足に合った靴が欲しければ40万払ってフルオーダー頼んでください。」

と嫌味を鼻で笑いながら言われたことは今でも鮮明に覚えています。

そこで意地になり購入を決めてしまう私にも問題があるのですが...
※このような場合はサイズを下げて試し履きをするのが普通なのですが、この店員に確認するとハーフサイズ小さいのは無いと言い張っており少しくらい大きくても履きなじむとピッタリになると考えて購入しました。

 

仮に皆さんがこういった場面に遭遇したら迷わず

「あなた以外の店員を呼んできてください。」

とチェンジを言うか、一度購入を保留し店から離れてそいつ以外の丁寧そうなフィッターに頼みましょう。

とにかくこのような店員からは買わないことです。

そして

「さっきあの店員にこう言われたんだけど」

とクレームを入れましょう。

クレームを躊躇する人が多いように思いますが、私はとても重要だと感じています。

私も服の販売をしていた時にある行動についてクレームが入りました。

その行動は私にとって特別な意味はないものでしたが人によっては嫌なんだと衝撃を受けました。

そこから所作にも気を付けるようになり、丁寧な接客を心掛けるキッカケになりました。

クレームをキッカケに言われた本人は成長できますし、お店からしても問題を起こす店員がいると認識できて、お店全体の品質向上をするためのきっかけにもなります。

 

おわりに

ローファーやスリッポンはカジュアルな印象が強くビジネスで履くのはお勧めできません。

そもそもローファーやスリッポンの出自を考えてみるとビジネスで履くのは適切ではありません。

もちろん分かっていて履く分には自由ですが...

やはりビジネスやフォーマルな席では黒のストレートチップが最強の一足となります。

逆にカジュアルな場面で黒のストレートチップを合わせようとするのであればそれなりに計算が必要となりますので、どのような場面でも対応可能という訳ではありません。

オンオフ問わずスーツスタイルやドレススタイルを楽しみたいという方は革靴一つとっても場面を選びましょう。

 

余談ですが...

革靴を購入するときにはぜひ靴下も考慮して欲しいです。

靴下は薄手になるほどフォーマルとなります。

例えばフォーマル用の薄手の靴下でフィッティングをしてジャストだと思い購入し、後々 厚手の靴下でその靴を履こうとしたときにかなり窮屈に感じることがあります。

逆もまた然りで、厚手の靴下でフィッティングした革靴に薄手の靴下を合わせるとブカブカに感じることさえあります。

「靴下の糸の太さなんて誤差の範囲内だろ?」と思われるでしょうが、これが結構関係があります。

今回ご紹介したローファーは薄手の靴下でピッタリなのですが、厚手の靴下で履こうとするとギチギチで入りません。

なんせフィッティングの時にわざわざ薄い靴下を用意したくらいです。

この靴はスーツスタイルやドレッシーな着方で履こうと考えていたので、私の中ではこれで良いのです。

フォーマル、ビジネスとカジュアルで革靴を区別されているのでしたらご参考ください。

 

今後の手入れの方針

以前に靴の手入れにタピールを推奨していました。

しかし、最近になりタピールの使用を辞めました。

理由としては、

  1. レーダーオイル(汚れ落とし兼油分補給)の古くなったワックスの落とす性能がかなり弱い上に油分が入り過ぎてワックスの載りが悪くベタつく
  2. レーダーバルザムが季節によって使用感が異なり、夏は溶けた飴のようにベタベタ、冬は凍土のようにカッチカチと使い勝手はストレスフル
  3. 靴磨きが楽しくない...

以上のことから使用をやめ今後はブートブラックを使用します。

ブートブラックに切り替えるにあたって影響を受けた「PLSB」については下記の記事にてご紹介しておりますのでご参考ください。

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汚れ落とし

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補色 乳化クリーム

ワックス

これらのアイテムを使用して手入れをしていきます。

 

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  • この記事を書いた人

orin

大阪市内で働いているサラリーマンです。 スーツに関する情報を発信しています。 以前に高級フルオーダーの営業として働いた経験があります。 今もスーツが好きで日々知識を増やしオシャレにも挑戦しています。 ビジネスとしてのスーツとオシャレとしてのスーツの違いやポイントについて解説しています。

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