ファッション 手入れ

タピール レーダーバルザムの使用レビューと今後について

革靴のケア商品には多くのブランドがあります。

有名どころでサフィール、日本のブートブラックなどがあります。

この1年間タピールレーダーバルザムを使用してみたのでレビューです。

結論を申しますと

レーダーバルザムで革靴の手入れをすることはあまりオススメできません。

さらに今後はタピールの使用をやめてブートブラックシリーズを使用します。

レーダーバルザム

 

もしかしたら私の使い方に問題があるのかもしれませんので、酷評はできませんが、私が使用した感想としては以下の通りです。

  • 季節によって使用感が違うので扱いが難しい。
    冬場はカチカチ、夏場はベタベタとまるで飴のような感じ
  • 革がベタつてほこりなどが付着しやすい
  • サフィールやブートブラックと比べるとマイナー過ぎて靴に詳しい人にアドバイスがもらえない

 

冬場は硬くて使いにくい

12月や1月などの真冬などではワックスがカチカチで固形石鹸のようです。

また靴にレーダーバルザムを塗ろう指にワックスを取ろうとしても取れにくいです。

指先で擦りまくってワックスを溶かさなければなりません。

真冬などでは強くこすってもなかなか取れません。

そんなに堅いワックスを革靴に塗って大丈夫か?ワックスが割れて革まで一緒に割れないか心配しましたが、成分にひまし油やオレンジテレピンオイルが含まれているので油分は補給できているので革は柔軟性があります。

またレ

ーダーバルザムはコテコテに塗らずに、ごく薄く塗り伸ばすので問題ありませんでした。

むしろ冬場は乾燥しているので革の水分と油分が抜けやすくなっているので油分を多く含むレーダバルザムは定期的に薄く薄く塗り重ねていくと良いと感じました。

しかし塗り過ぎるとワックスがベタベタになったり、ワックス層が厚くなりすぎてクラックの原因にもなります。

ワックス全般に言えることですが定期的にクリーナーでしっかりと落としてスッピンにしてやることがとても大切です。

ただレーダーバルザムはクレム1925と比べてもワックスが取れにくい印象ですので、クリーナーとしてレーダーオイルはお勧めできません。

私はタピール製品を使用して手入れをしていたのでレーダーオイルをクリーナーとしても使用していました。

レーダーオイルは一般的なクリーナーに比べて洗浄能力はマイルドなのでレーダーバルザムをしっかり落とせているのか微妙でした。

真夏はベタベタで使いにくい

夏場のレーダーバルザムはダメです...ベタベタで非常に使いにくいです。

といより日本の夏にレーダバルザムは適していません。

まず高温のため缶の中のワックスがドロドロに溶けています。熱した水あめのようにドロドロ、ネチャネチャです。

レーダーバルザムを少量指にとって靴に塗ると、案の定ベタベタになります。

その状態で豚毛のブラシで伸ばそうとしてもブラシが引っ掛かるばかりか、ブラシに付いたホコリまで一緒に塗り込んでしまいます。

このネチャネチャ状態は塗ってから3日は取れませんでした。

ネチャネチャが継続している間に部屋を舞うホコリが靴に付くと取れなくなることがありました。

そうなったらレーダーオイルなどのクレンザーを使用してワックスを拭い去らないとホコリは取れませんでした。

爪でシールをはがすようにホコリを取ろうとしても革に傷がつくだけです。

 

レーダーバルザムを塗布しベタベタになったことを相談

阪急メンズ大阪1Fのシューケア商品売場にあります

実は先日、レーダーバルザムを塗布した状態のJM weston 300の茶靴を履いて阪急メンズ大阪に行った際に革靴のケア商品売り場の方に相談したところ

「色々塗り過ぎ」と指摘されました。

そこで隣のブースでPLSBというシューシャイナーの上田さんいう方にケアしてもらうよう勧めてもらいお願いしたら...

古い茶色のクリームがめちゃくちゃ残っているとのこと...

何度もクリーナーで拭っても茶色が取れまくる!!いつまで経ってもすっぴんにはならない笑

全体を6回くらいクリーナーで拭ってやっとすっぴんになりました...笑

JM weston 300を購入したのは今から大体10年くらい前でその時から今まで茶色のクリームを塗布したことはないので、購入時のクリームが残っていることになります。

かなり古いワックスをそのままにしていたようです...

なるほど細かいクラックが発生するわけだ...

靴好きの人はワックスを塗り過ぎていることが多いとよく聞きますが、私自身がまさにそれ!!

自分はそんなことないと思っていましたが、なんともお恥ずかしい話であります。

※ブログでは革靴についてもいろいろ語っているのに知識や経験が全然足りていないことを痛感させられ大変勉強になりました。

めちゃくちゃ失礼ですが私はシューシャイナーというとパフォーマンスと鏡面磨きでピカピカにするだけで革の状態とか興味ないんだろうなと思っていました。

しかしPLSBの上田さんは革靴をピカピカに光らせる技量だけでなく革靴を長持ちさせる知識も大変豊富で、自分の靴を磨くのはあまり興味がなく、人の靴を磨いて喜んでもらうのが好きというとても良い人でした。

ケアをお願いしたのですが予想以上の仕上がりに驚きました。

靴磨きってそうするんだ...と改めて勉強させてもらいました。

仕上がった靴は奥行きのある色合いとなっています。

おわりに

というわけで

レーダーバルザムを1年間使用しての感想でした。

正直ここまでベタベタになったり、カチカチになるようでは使いにくくて仕方ありません。

私には使いきれないため今後はレーダーバルザムの使用を取りやめブートブラックシリーズを使用していこうと思います。

というよりもタピール製品の使用をやめてブートブラックに切り替えます。

これには私の考え方がありまして

革靴のケア商品を展開しているブランドは多数あります。

それぞれ似たようなケア商品が出ていますが各商品ともに同一ブランドでまとめたほうが良いのではないかと思うのです。

おそらくですが、各ブランドが商品を開発するにあたっては同ブランド製品の相性を考慮して開発をしていると思います。

わざわざライバル社製の製品を輝かせるような製品は開発しないと思うのです。

ただそうはいってもワックスの主成分は似たようなものを使用しているのでクリーナーも似たようなものの展開になったりしてそうですし、デリケートクリームなんかも主成分が大幅に違うということもないと思います。

なのでこれまで使用していたクレム1925はまだまだ残っているので使用して行こうと思います。

 

なぜここで突然ブートブラックに切り替えるのかと申しますと

縁あってPLSBの上田さんのシューケアをしてもらった際に使用していたのがブートブラックだったからです。

そして私自身が感じたのが、どうやらタピールを使用した手入れ方法は私には合わないということです。

古いワックスを落とすクレンジングではタピールのレーダーオイルを使用していましたが、ブートブラックのツーフェイスローションを使用したところめちゃくちゃ落ちる....

つまり私の手入れ方法では古いワックスの上にデリケートクリームやワックスを塗っていたことになります。

革靴の手入れで最も重要なのが汚れ落としで、レーダオイルでは古いワックスが十分に落とせていなかったのです。

またレーダーオイルが油成分で革がベタベタになっておりそのあとに塗るワックスの乗りが悪くなるという状態になってしまいます。

タピールは非常に評判が良いので、おそらく使い方の問題だとは思うのですが、私との相性が悪かったようです。

 

今後はブートブラックの使用にあたり切り替えは以下の通りです。

クリーナー

レーダーオイル → ツーフェイスローション

水性の汚れと油性の汚れの両方を落とすクリーナーです。

かなり使い勝手がよく古くなったワックスやクリームをめっちゃ落とします。

有名なクリーナーであるステインリムーバと比較した場合、ステインリムーバーは水性の汚れを落とすクリーナーですのでワックスやクリームはさほど落としません。

ワックスやクリームを落とすには別のクリーナーを用意する必要があります。

しかも強くこすって拭った場合には革の銀面をはぐ(革の下地が見えて白っぽく濁る現象)ことがありますので使い勝手が良いとは言えません。

ブートブラックのツーフェイスローションは軽くこするだけでもワックスやクリームが取れるので銀面をはぐことは無いように思います。

とにかくよく落ちるクリーナで超おすすめです。

 

油分補給

レーダオイル → リッチモイスチャー

粘性のあるデリケートクリームで化粧品にも使用されるアルガンオイルを配合しています。

浸透しているのか多めに塗布しても革がベタベタになりません。

デリケートクリームは塗り過ぎた場合は乳化クリームの乗りが悪かったり、混ざってしまって色が濁ることがあります。

リッチモイスチャーは塗ってもすぐにサラサラになるのでそういった注意は不要です。

とても使いやすい逸品です。

[ブートブラック] RICH MOISTURE リッチモイスチャー
created by Rinker
BootBlack(ブートブラック)

ワックス

レーダーバルザム → ブートブラック コレクションズ または クレム1925

左はチェスナット(明るい茶)右はエスプレッソ(黒に近い茶)

乳化クリームのコレクションズは染料が入っています。

クレム1925は顔料ベースの油性クリームとなっており染色はできません。

顔料は革の上に色を載せるイメージで染料は少しずつ染まっていくイメージです。

パティーヌなどをしていて色が変わるのは嫌だという方はコレクションズではなくクレム1925やブートブラックのアーティストパレットがおすすめです。

ただしアーティストパレットはアマゾンや楽天では購入できないようです。

関西圏でしたら阪急メンズ大阪で取り扱いがあります。

また下記のサイトでも取り扱いがあります。

中央の黒と左の白いのがクレム1925

クレム1925は油性のワックスですが、とにかくよく伸びますし艶感も十分あります。

ブラッシングだけでも艶がでるので、鏡面磨きが不要になります。

 

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  • この記事を書いた人

orin

大阪市内で働いているサラリーマンです。 スーツに関する情報を発信しています。 以前に高級フルオーダーの営業として働いた経験があります。 今もスーツが好きで日々知識を増やしオシャレにも挑戦しています。 ビジネスとしてのスーツとオシャレとしてのスーツの違いやポイントについて解説しています。

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