バッグ ファッション

スーツをオシャレにしてくれるバッグの選び方

今回はスーツに合わせるバッグの選び方をご紹介します。

 

会社勤めなど仕事をしている人たちで鞄は必要ないという方は少数派でしょう。

おそらく大半の方は鞄が必需品だと思います。

スーツに合わせる鞄というとナイロンやポリエステルなどの化学繊維のビジネスバッグが安価で容量もありとても便利です。(tumiやfeligiなどの高級ブランドもあります。

しかし無難すぎます。

鞄の選び方でドレス感を強めたりカジュアル感を強めたりできるんです。

スーツスタイルをレベルアップさせるためにはバッグの選び方も重要となりますので是非ご覧ください。

 

こんな方におすすめ

  • スーツに合わせるバッグについて知りたい
  • ジャケパンなどのカジュアルに合わせるバッグを知りたい

今回のポイント

  • 鞄には用途に合わせた選び方があります。
  • 肩にかける鞄はスーツには合わせるべきではない
  • 鞄はドレス感やカジュアル感を左右する重要なアイテム

 

 

もくじ

 

バックパック(リュック)やトートバッグとスーツは相性が悪い...

Targus ターガス バックパック 両手がフリーになるので機能面では超優秀な鞄です。

基本的にはリュックですがビジネスバッグのように持つこともできます。

このトートバッグはカジュアルなのでビジネスには不向きです。

最近は自転車通勤をしてる方を多く見かけます。そういった通勤スタイルの方たちの多くがバックパック(リュック)タイプの鞄です。

また電車通勤の方に多く見かけるのがトートバッグです。(取っ手の部分を肩にかけることができる鞄です。)

バックパック(リュック)とトートバックは最近特に人気です。

バックパック(リュック)は背中に背負い、トートは荷物は肩に引っかける。このおかげで荷物を持ちながらも両手が空いているので機能的ですし荷物の加重を全身に預けることができるので疲れにくいのが特徴です。

そんな便利なリュックとトートバッグですが...

スーツやジャケットとの相性は最悪です。

 

スーツ姿をキレイに魅せるポイントの一つが肩周りにシワがないことです。

スーツの肩周りにシワがあるだけで見栄えが悪く、清潔感がなかったりだらしなく見えてしまうので肩周りの見栄えは非常に重要です。

リュックやトートバッグはスーツ肩周りを崩してしまう可能性が非常に高いです。

どういうことか?

スーツは通常ウール(羊毛)でできています。

そしてスーツを作るうえ型崩れを防ぐ目的で芯地が入っています。

リュックやトートバックバックは肩に引っかけるパーツがスーツの芯地と生地に負担をかけてしまいます。

するとスーツの生地は伸びてしまい、芯地に変な癖がついてしまって型崩れを起こしてスーツに変なシワができてしまいます。

生地が伸びたり、芯地に変な癖がついてしまうともう元に戻すことはできません。

そうならないためには肩に重量物をぶら下げないことがポイントとなります。

後に説明をしますがトートは選び方、使い方によってスーツに合わせることができます。

 

いわゆるビジネスバッグがおすすめ!!

ドレスにはドレスを合わせるのが前提

やはりスーツに適しているバッグとはブリーフケースなどのビジネスバッグです。

スーツとは言うものの海外ではドレスウェアといわれます。

ドレスと聞くとキレイに魅せるために機能面を犠牲にしてるイメージはありませんか?

まさにその通りでスーツは男のドレスです。

ということは機能面は2の次で見た目が重要ということになります。

日本においてスーツは労働着としての側面が強いですが、元来スーツは見た目が一番重要です。

その見た目が重要なスーツの形を着れに保つためには荷物などを担いだりしてスーツを型崩れさせないことが重要です。

 

ブリーフケースとバックパックやトートバッグでは機能面でどう考えてもブリーフケースは劣ります。

つまりブリーフケースなどのビジネスバッグもまたドレスの傾向が強いんです

ちなみにブリーフケースと一言で言っても革や化学繊維など種類は多くあります。

ドレスの傾向が強い順としてレザーがトップです。次に化学繊維(ポリエステルやナイロンなど)となります。

 

靴でもそうですね。革靴とスニーカーは比べるまでもなくスニーカーのほうが安い上に楽です。しかしスーツには革靴を履くのが一般的です。(オシャレでスーツにスニーカーを合わせることもありますがここではビジネスやフォーマルでのスーツを前提としています。)

ちなみに革靴もドレスシューズといわれています。

つまり男のドレスアイテム(スーツ、ビジネスバック、革靴など)は見た目と機能を両立させて快適に過ごすことは基本的にできないというか限界があるということです

 

ビジネスバックを購入した際についてくる肩に引っかける紐がありますが、便利だからとビジネスバッグの紐を付けて常時肩にぶら下げるのは避けてください。

肩掛けができると便利ですが多用は厳禁

トートバックで説明したように生地を伸ばしたり芯地の型崩れの原因となってしまいます。

 

スーツにトートバッグを合わせるには

  • 大前提:肩に引っかけることは避ける
    肩に引っかけたらすぐに生地が伸びたり芯地が崩れるというわけではありませんが、肩にかける時間が相対的に長くなるほどに生地が伸びて芯地に癖がついていきます。

素材は本革にすることでドレス感を強める

トートバッグは見た目がカジュアルですので素材に気を使うことが重要です。化学繊維や布地に比べると本革は見た目にも艶があり高級感があります。つまりドレス傾向が強くなります。

以上の2点を抑えることでスーツ姿であってもトートバッグを持てるようになります。

ただし、トートバッグはビジネスバッグと比較してもカジュアルの傾向が強いので少し計算が必要になります

いわゆるビジネス用の黒に近いスーツはドレス感が強く革のトートバッグ合わせてもバランスが悪く微妙にダサくなります。

ドレス感が強いスーツのジャケットを使ってジャケパンにしようとしてスラックスを別のものと合わせようとしてもバランスが悪いです。見た目が重厚なドレス感の強いスーツはその上下で完成しているのでオシャレをする場所は時計、カフリンクス、ネクタイと非常に限られています

このような場合は黒か茶色のブリーフケースの方がバランスが良いです。

※ダレスバッグはオススメしません。バッグそのものが重すぎる上に超重厚なのでやり過ぎ感が否めません。

 

ジャケパンといわれるスタイルにトートバッグだとオシャレに見えます。ジャケパンはジャケットとパンツを別の色を合わせることの総称と思われる方が多いようですが、実は違います。ジャケパンは上下セットのドレス感の強いスーツに比べるとカジュアルです

カジュアルであるがために、カジュアル要素の強いアイテムを合わせてオシャレに見せることができるんですね。

 

色によってドレスにもカジュアルにもなるビジネスバッグ

ラウンド型のブリーフケース。ベージュにすることでオシャレもできます。

最近購入したブリーフケースです。

色は他にも黒とネイビーがありましたがベージュを選びました。

理由としては

  • 角を丸くしたブリーフケースで四角いブリーフケースに比べると柔らかい印象を強調したい。
  • 黒やネイビーは艶は抑えたマット調でしたが、重厚な見た目はドレス感が強くジャケパンやカジュアルに使用ができない。
  • フォーマル度の強いスーツに合わせてドレス感を落としたい(オシャレの幅を広げたい)

特に3つ目が大きな理由となります。

ガチガチのクラシックスーツを着ているとどうしてもドレス感の強い黒か茶色のブリーフケースを合わせてしまいます。これ自体は正解なのですがドレス感が強くなりすぎてシャツや靴でさえガチガチのフォーマルでなければバランスが取れなくなってしまいます。

ベージュのラウンドブリーフケースでしたらドレス感の強いスーツであっても革靴などを茶色にすることで全体の見た目のドレス感を落としてオシャレに見せることができます。

またジャケパンであっても、程よいカジュアルな見た目のおかげでオシャレに見せることができます。

要は一度で二度おいしい

鞄単体で見るとカジュアルなのかフォーマルなのか微妙で使い勝手が悪そうですが、簡単にオシャレができるので便利です。

 

 

おわりに

ココがポイント

  • 上下セットのスーツには黒や薄い色のブリーフケース
  • ジャケパンには革のトートか薄い色のブリーフケースが良く合います。
  • ポロシャツにはトートかリュック、または薄い色のブリーフケース
  • どのスタイルでも万能なのはポリエステルなどの化学繊維のビジネスバッグ(安っぽく見えてしまうので注意)

最近はビジネスもカジュアル化が進んできているのでジャケパンスタイルを多く見かけます。

ジャケパンスタイルは洗練されたオシャレになりますので、機能面よりもドレス感を重視して色の薄い色のブリーフケースがオススメ

しかし夏などではシャツは定番のYシャツではなくポロシャツにスラックス、そして革靴というスタイルも多く見受けられます。

見た目がカジュアルな上にスポーティで夏らしいスタイルです。選ぶバッグがビジネスバッグなら今回ご紹介したベージュやグレイなど色の薄いブリーフケースを選ぶとビジネス感を損ないので良いと思います。

逆に黒いビジネスバッグをそのまま持つとバッグだけがやたらと暑苦しくバランスが非常に悪いです。

バッグだけでなく靴も選ぶ必要があります。

スポーティなスタイルのため重厚な作りの革靴は合わせるのは難しいです。

どうしてもスニーカーが一番合いますが革靴も何とか合わせることができます。

オススメなのが茶色の革靴です。

黒はドレス感がもっとも強い色ですので重厚感が出てしまいポロシャツに合わせるのは非常に難しいです。

茶靴は黒靴に比べるとカジュアルの傾向が強くドレッシーになりすぎてしまうスーツスタイルに合わせることでドレスとカジュアルのバランスをとることができるのでスーツスタイルでのオシャレの定番アイテムです。

 

要はドレッシースタイル、カジュアルスタイルではそれぞれに合うアイテムが違います。

オシャレや立場を気にする必要がないのであればテキトーで良いのですが、客を前にする営業であったり役職などの立場がある人達はバッグ一つでも印象を左右するので選び方は重要になります。

これを機に一度ご自身のスタイルをみつめて最適なバッグについて考えてみてください。

 

ご覧いただきありがとうございます。

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  • この記事を書いた人

orin

大阪市内で働いているサラリーマンです。 スーツに関する情報を発信しています。 以前に高級フルオーダーの営業として働いた経験があります。 今もスーツが好きで日々知識を増やしオシャレにも挑戦しています。 ビジネスとしてのスーツとオシャレとしてのスーツの違いやポイントについて解説しています。

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